訪問者に期待する行動を明確に導くべし
ホームページ運営の目的は様々ですが、共通する重要なコツがあります。
ホームページにアクセスしてきた訪問者に対して、どんな行動をしてほしいか?です。
その行動に導くための流れを設計しておくことが重要です。
専門的には導線設計といいますが、大事なのは「ゴールを明確にする」ことです。
理想的なコンバージョンポイントは1つだけ
ホームページの世界では訪問者に行動して欲しい最終的な目標を「コンバージョン」と呼びます。
そのコンバージョンする場所を「コンバージョンポイント」といいます。
例えばネットショップ(ECサイト)なら「購入」、BtoBなら「お問い合わせ(メールまたは電話)」、旅館なら「予約」といった行動がコンバージョンにあたるケースが多いでしょう。
いずれにしても訪問者が単にページを閲覧したり、クリックするだけでなく、何らか自らの情報や希望を運営者側に伝える「行動」を起こすことが重要です。
では、実際にコンバージョンするポイントは1つだけでしょうか?
例えばスーパーやコンビニで並ぶ食料品を販売する企業のホームページ(コーポレートサイト)なら、以下のような行動が考えられます。
- BtoB取引向けの問い合わせ
- 一般消費者からの問い合わせ
- 入社したい求職者からの問い合わせ
- 取材したいメディア関係者からの問い合わせ
こうしたケースで、仮に1つの問い合わせフォームで誰向けの内容なのか分からない場合、問い合わせる側は行動をためらってしまう可能性があります。
せめて「問い合わせ内容」という選択肢に上記の項目があれば親切ですね。
もっと言えば、それぞれの関係者向けに専用ページ(あるいは専用フォーム)を用意して誘導してあげる方が理想的です。
究極は1サイト1コンバージョン
一般的な企業ホームページ(コーポレートサイト)のほかに自社で「求人専用サイト」(あるいはページ)を設けているケースは比較的よく見受けられます。
企業にとって、それだけ求人に力を入れている証拠です。
求人サイトのコンバージョンは明確。
「求職者からの求人を受け付ける」ですね。
仮に求人募集をしていない期間だったとしても、求人向けコンテンツを用意しておけば求職者は自由に情報収集が可能です。
このように、本来ホームページの役割は訪問者に期待する行動(コンバージョン)へ導くことです。
求人サイトのような1サイト1コンバージョンの設計は理想的といえるでしょう。
欲張らず明確に
とはいえ、現実的にホームページ運営の現場をみると、あれもこれもと欲張ってしまう傾向にあります。
電話の問い合わせが欲しいから電話番号を大きく記載する、でもメールも使えるように問い合わせフォームのボタンも大きくしてしまう。
こういったケース、意外と多いです。
しかし、実際に訪問者の行動を分析すると面白いくらい期待を裏切られるものです。
いくら運営者側の意図や想いがあったとしても、なかなかその通りに行動してくれません。
欲張らず、訪問者が迷わないよう明確なゴール(コンバージョンポイント)を設定するのが重要です。
同じ問い合わせ受付でも電話、メール、あるいは最近だとLINEなどチャットツールも活用されています。
もしコンバージョンポイントを「SNSのフォロー」に置くなら、SNSの中でもどのSNSかまで明確にすべきです。
繰り返しますが、訪問者は運営者側の意図など基本的にはくみとってくれません。
自分にとって必要な情報があるかないか。
あって初めて行動を起こします。なければ離脱します。
そのくらいシビアな世界ともいえます。
特にホームページをリニューアルしよう、という話が出るとたいてい欲張りすぎて目的やゴールが見えなくなるものです。
予めホームページの役割を明確にしておき、期待する成果(コンバージョンポイント)も明確にすることでホームページの恩恵を受けることができます。
そういった意味では特に中小企業であれば経営者の経営判断として、しっかりホームページのコンテンツやゴールの意思決定に関わるべきだと考えています。
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