ニッチなキーワードこそ集客に向いている理由

狭くても課題解決に直結するサービスやモノは売れる

ニッチ市場とは規模の小さい市場のこと。転じて隙間市場などともいわれています。
自社商品やサービスが大きな市場に属しているとしても、情報発信のやり方、見せ方によってはニッチにも刺さる可能性があります。
特に「自分だけの悩み」を解決したい人や企業にとって、もしあなたの商品やサービスが課題解決になるなら、たとえ知名度がなくても買ってもらえる(使ってもらえる)可能性は十分に秘めています。
今回はニッチなキーワードを軸とした集客(ウェブマーケティング)について考えてみましょう。

目次

身長150cm前後の小柄な女性向けアパレルブランド

突然ですが、『COHINA(コヒナ)』というアパレルブランドをご存知でしょうか?
2018年1月にスタートした女性向けアパレルブランドですが、わずか3年で月商1億円程度に達しています。
2021年の国内アパレル総小売市場規模は7兆6,105億円といわれている超巨大市場に後発で参入した形ですが、一定の成果を上げていると考えていいでしょう。
「女性アパレルブランド」だけではとてもとても大きすぎて後発ブランドではなかなか難しい市場です。
大きな成功要因は『COHINA(コヒナ)』の特徴である「身長155cm以下の小柄女性”に特化したD2Cアパレルブランド」ということです。

狭くても困っている人には確実に届く

いまや数え切れないブランド数、店舗数のアパレル市場。
衣食住にも含まれるだけに巨大な規模ですが、その分だけ多種多様です。
大手企業が力業で席捲する中、大手の手が届かない領域もあります。
市場規模が狭くても困っている人がいれば、後発であれ新興であれ求められます。
(もちろん製品やサービスの質が高いことは絶対条件)
『COHINA(コヒナ)』さんの場合、一般的なお店やブランドではなかなかサイズが合わない、取り扱いがない、気に入ったデザインが見つからない(結果としてキッズサイズになってしまう)といった小柄な女性の悩みを解決するブランドです。
「身長155cm以下の小柄な女性」という決して大きいとは言えない市場(需要)であっても、必要な人がいるのも事実。その着眼点やブランドストーリー、そして実際に多くの品揃えと情報発信で成功している素晴らしい取り組みです。

複数ワードの組み合わせが重要

ここで具体的な集客(マーケティング)施策を考えてみましょう。
公式サイトや公式ネットショップ、SNSなどで情報発信を行なう際に「キーワード」が重要です。
キャッチコピーなどにも言えることですが、複数のキーワード(ロングテールともいいます)が組み合わされば組み合わさるほど、市場は小さくなりますが、その分だけ必要な人には救世主ともいえるニーズがあります。

先ほどの『COHINA(コヒナ)』さんの場合、「女性ブランド」では超巨大。「女性アパレルブランド」でも大きいです。ここに「小柄な」が加わると一気に絞られ、なおかつ「身長155cm以下」という具体的な数字まで組み合わさると、自社商品を求めてくれるお客様は具体的になります。
(自分自身が自社ブランドの顧客、というケースも大いにアリです)

これだけ明確なコンセプトが決まっていれば集客施策もやりやすいものです。
(もちろんブランドの知名度を上げるための努力は相当なのものですが)

自社商品・サービスを見直してみる

例えば、自社で女性向けアパレル製品を製造しているとしましょう。
市場は大きいものの競争も激しく、資材高騰や原材料不足で製品価格設定も難しいところ。
何とか新しい市場を開拓できないものかと考え込んでしまいます。
こういった場合、例えば「女性」「アパレル」に加えて「身長155cm以下」「小柄」「Tシャツ」という3つのキーワードを追加したらどうでしょう。
もちろん単純に真似すればいいというほど簡単な世界ではありませんが、より具体的な顧客像は見えてくるでしょう。

狭くても課題解決に直結するサービスやモノは売れる

冒頭にも書いた通り、たとえニッチな市場でも、その人(企業)にとって課題解決になるなら十分に売れる可能性はあります。
この話はなにも新商品や新ブランドの開発に限ったことではありません。
同じ商品でも発信の仕方、見せ方を変えて売り出せば新たなニーズを掘り起こすことは十分可能です。
こうした情報発信を行なうのに自社の公式ウェブサイトやブランドサイト、あるいはECサイトが重要な役割を果たします。

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この記事を書いた人

呉 達人のアバター 呉 達人 合同会社FRONTIER TRADE代表

1989年東京生まれ
慶應義塾高等学校~慶應義塾大学商学部卒業
高校・大学在学中の7年間を通じて体育会馬術部に所属。高校3年、大学4年時は主将を経験。

大学卒業後はIT関連企業にてWEBサイト制作・システム構築の進行管理(プロジェクトマネージャー)などWEBディレクターとして従事。

2016年6月にFRONTIER TRADEを創業。
2017年10月に合同会社FRONTIER TRADEを設立、代表に就任。
2020年よりカナダ発・世界最大級のECカートシステムShopify(ショッピファイ)を活用したECサイト構築・運営支援事業を稼働。
2021年2月より長野県佐久市に移住。
2022年11月より地域密着型ホームページ制作・運営代行サービス『サクッとホームページ』の提供開始。

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