ホームページ運営を丸投げするメリット・デメリット

自社の強み・こだわりは自ら伝えるべき

ホームページ(ウェブサイト)の運営は面倒という経営者や事業主の方も少なくないでしょう。
専門の担当部署や担当者がいれば少しは楽になりますが、本業に時間を割くためにはそこまでできないケースもあります。
時間は無いけど資金はある、という場合にはホームページ制作会社に制作だけでなく運営も丸投げすることも可能です。
そこで今回はホームページ運営を丸投げするメリットとデメリットについて考えていきましょう。

目次

メリットは圧倒的に「時間」

ホームページ運営に限らず、どんな分野でも仕事の一部を外部に委託することはよくある話です。
ホームページ運営を制作会社に丸投げして委託する場合も得られるメリットは圧倒的に時間を確保できる、という点でしょう。
本来は自分たちで対応すべきホームページ運営より、重要な業務がある場合、委託すればそちらに時間を割くことができます。
時間は有限。
どの業務・作業に誰がどれだけの時間を割くかの判断は重要です。
確かにホームページ運営とて目的をもって戦略的に実行すれば会社や経営にとって大きなメリットがあります。
とはいえ、現実的にそこまで難しい、というケースが多いでしょう。
多少の予算は必要ですが、やらないよりはやった方が、新規顧客の獲得や情報発信など新たな成果も期待できます。

デメリットは目的を見失うこと

今の時代、ホームページくらい持っていないと・・・
という理由で何となく運営をしており、何となく丸投げしているケースは要注意です。
ホームページ運営で重要なことは目的・目標を決め、達成に向けて施策を実行し続けることです。
最低限のお知らせしか更新しておらず、それ以外の何ら新しい情報が発信できていないにもかかわらず、制作会社に丸投げしているという理由で毎月数万円単位のお金を支払っているなら危険な状況です。
確かに最低限の更新をすることで維持しているようには見えますが、それ以上にコストが掛かっている可能性があります。
であれば、何とか自社内のリソースで運営できる体制に切り替え、内製化すべきです。
制作会社側も、契約内容にもよりますが、何ら新しい提案や依頼者のためになる提案や作業をせず、ただ言われたことだけでお金をもらっているようでは三流です。
双方が「何となく」で目的を見失い、無駄なお金が流れている状況が「丸投げ」では起こりやすいため、その点は大きなデメリットといえます。

お互いにこだわりを持つべき

自社で運営する時間が無い、そもそも知識が無いからやり方が分からない。
こうしたケースで制作会社に依頼するのは大いに結構。
制作会社側もプロの視点で依頼者にはできないことを提案したり、作業するのが仕事です。
とはいえ、依頼者は依頼するからといって全てお任せではなく、「これだけは伝えたい」といったこだわりは持っておくべきです。
そういった意味で、例えば業務開始のタイミングでマインドマップのようなツールを使って方向性をまとめ、双方で認識を共有しておくのはオススメです。
制作会社側からすれば、依頼者の仕事や強み、あるいは業界に詳しいとは限りません。
むしろ、そういった情報は依頼者の方が詳しいわけですから、そういった情報提供も重要です。
お互いにプロとしての意識をもってこだわりを持ち寄ることで、魅力的なホームページ運営が可能になると考えています。

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この記事を書いた人

呉 達人のアバター 呉 達人 合同会社FRONTIER TRADE代表

1989年東京生まれ
慶應義塾高等学校~慶應義塾大学商学部卒業
高校・大学在学中の7年間を通じて体育会馬術部に所属。高校3年、大学4年時は主将を経験。

大学卒業後はIT関連企業にてWEBサイト制作・システム構築の進行管理(プロジェクトマネージャー)などWEBディレクターとして従事。

2016年6月にFRONTIER TRADEを創業。
2017年10月に合同会社FRONTIER TRADEを設立、代表に就任。
2020年よりカナダ発・世界最大級のECカートシステムShopify(ショッピファイ)を活用したECサイト構築・運営支援事業を稼働。
2021年2月より長野県佐久市に移住。
2022年11月より地域密着型ホームページ制作・運営代行サービス『サクッとホームページ』の提供開始。

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